昔のミニクーパーのシリンダーブロックなのですが ツインカム化計画勃発です(凄)
私も免許取って最初に購入したクルマがミニだったので、気持ちが入ります。
とりあえず従来の水穴等は埋めて新たに開けなおしなのとミニは ヘッドボルトが1シリンダーあたり3本で止めているので、従来の クルマのように1シリンダー4本で止めれるようにしました。
ご依頼者様は相当のミニマニアの方でこのブロックも昔のクーパーS の貴重なブロックを持って来られたので失敗は許されません。。 祈るような気持ちでブロックに刃物を当てていきます。
しかし面白いのがツインカムにするにあたり、クランク軸に対して確実に 平行を出したのですが、上部の各穴、ネジ穴がバラバラです(笑)
特にシリンダーなどはコンマ2ミリぐらい互い違いになっています。 プッシュロッドだと多少はヘッドが斜めに付いてもまぁ大丈夫かも ですが、ヘッドカムになると確実にクランク軸に対して平行にカム軸が取り付けれ ないと最悪タイミングベルトが外れたりするので要注意です。
今から17年前のオールドタイマー誌の2号、3号で特集していました ケルン石塚さん製作のミニツインカムの記事を当時穴が開く程読んだ 記憶が蘇ってきました。 ニッポンにもとんでもない素晴らしいコトを やり遂げる人がいるもんだ!とその当時思ったものです。 これぞモノつくりの真骨頂だとも思いました。
クランクケース裏からみたショットです。 キチンと4バルブになっています。
この部分を覗いているだけでワクワクしてきます(笑)
ココから先はオーナー様の仕事です。