コレが オフィス トミタクの原点のような気がします。 片付けしていたら出てきました。
以前所有していたヨタハチのカムシャフトです。
ただのカムシャフトじゃん・・・。って思われますが 実は加工ハイカムです。 しかも機械を使用していなくて 手仕上げです・・・。 1995年の作品です。
オイルストンで磨ってはエンジンに差し込んでバルタイを 採りの連続でした。このときに徹底的にバルタイについて 研究できました。 ただコノエンジン、自動タペットなので バルタイを採るのが非常に難しかったです。油圧タペット についても勉強になりました。油圧タペットのため ベース円の真円もシッカリ出しておかないと エライコトになるのもわかりました。 調整式タペットはベース円の精度はそう重要ではないと思います。
クルマに装着して走行するとフィーリングUPし、うれしく して夜中通して走り回ったものです。多少メカノイズがうるさかった ですが・・・。
ヘッドも小さいのでストーブの上に置き、シートリング、ステムガイド 交換をしたり、他車種のバルブを流用したりでした。
チュウニング部品が全く無いエンジンだったのがかえって良かったです。
このときは取り付かれたように夢中になってました。 このエンジンのおかげで現在があります。
手仕上げですか、すごく時間が掛かり大変らしいですね。 ゴッドハンドと呼ばれた故・吉村秀雄氏もこのようにチューンされていて指先の感覚のみで色々されていたようです。すごいなぁ
フル手仕上げです。 この頃は夢中&熱中になっていました。 時間はいくらでもあったので・・・。
指先の感覚はどのような計測器よりも 精度が高いような気がします。
ウェーバー48パイ用のファンネルが完成しました。 長さは90ミリです。 前回製作したウェーバー50or55パイ用のファンネルが少しだけ 好評で、48パイ用が製作できないかとのお問い合わせがあり 今回製作いたしました。
完成を楽しみにしていたヘンカタ氏も喜んで愛車に装着していました。
画像はウェーバー55パイとの比較です。 テーパー角度は前回製作50パイ用が7度に対して今回 48パイ用は7.8度です。この微妙な角度の差が上手く ラッパにならず難儀しました。