BMW850i 1号機事故お別れ編

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2003年、片側1車線の道路を走行中、反対車線から飛び込んで来たクルマと正面衝突でした。一瞬ナニがあったかわかりませんでしたが、次の瞬間にはコトの重大さに気付かされました。。

この時ハチゴロウは事故の衝撃で自動的にドアロックが解除され、ハザードが点灯するシステムになっていたのにはオドロキでした。

コレだけ衝撃があったのにドアが普通に開いたのにもビックリでした。

飛び込んで来た相手のクルマは正直運転手は生きているのか心配になるくらいの壊れようです。フロントが衝突しているのに、リアウインドーまで割れてクルマのボンネットが無くなってエンジン等が室内に入り込んでいます。

運転手は意識が無くなっていて、粉々に割れたフロントウインドーで顔&頭を強打している状態です。
 
もちろんドアが開くわけ無く割れたフロントウインドーから引っ張り出しました。
直後救急車の到着で病院に運ばれていきました。。

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で、往生したのがここからです。
次の日には意識が回復したらしいのですが、病院に事情を聞きに行った警察から電話が。

『意識が戻ったとたんに病院からいなくなった』

とのコトです。。相手のクルマも運転者の所有では無く、車検&自賠責も切れている車でした。ノーブレーキで突っ込んで来たので自殺??かとも思いました。。

警察の方々も『トミタクさんがケガも無く元気にしているので、相手の運転者を探して見つけるコトは出来んのよ。見つけたところで何も出来ないよ』

と言われてしまい、結局泣き寝入りになってしまいました。

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じゃあ板金屋サンに修理の見積もりをお願いしたところ400万円を超えてしまっていました。。 

そりゃ新車乗り出し価格1600マンですからそれぐらいかかって当然ですよね。。。 
当時BMWのトップレンジのクルマです。

色々と悩んだあげく、小市民の私ではどうしてやることも出来ず、廃車の道を選びました。

色々な意味で勉強になった事故でした。

でも最後は全力でハチゴロウが私を守ってくれたのだとも思いました。

・・・コレが1号機との別れでした・・・。