TC24−00011 2006.3
TC24がもう一基復活しそうな気配です。
シリアルナンバー11番です。
このTC24が当時OS技研から販売された最終号機です。
この11番・・・このエンジンが最終改良が入っている一番調子が良かった個体で、数々の伝説を残している個体でもあります。
使用時間も多く6万キロぐらい当時乗って、平成元年に恐怖の130Zから下ろしてひっそりと隠し持たれておりました。
当時公道ゼロヨン等で暴れまわったエンジンそのものです。
ところで総生産数11基です・・・っていうのはウソです。
このシリアルナンバーは結構曲者で、完成時に打っていたのでは無く鋳物からヘッドがあがってきた時点での打刻をしていたらしいのです。
当然砂型重力鋳造のため湯の回りが悪く、捨て加工後の水圧検査でス洩れがあるものが多数出たため、世に出回ったモノは7〜8基程度しかないとのコトです。
初期試作3基程度は打刻無しのモノもあります。それも含めて8基ほどです・・・。
ところでこの11番の元オーナー様はTC24テクニカルショップの長瀬発動機代表の長瀬氏が所有しておりました。
若かりし頃のおもひでがいっぱい詰まったエンジンです。
この伝説のエンジンを譲っていただいた現オーナー様は1980年当時OS技研から新品のTC24を購入し、OS技研にて当時の愛車鮫ブルに搭載して夜な夜ないわしあげていた伝説のヘンカタ氏です。
一生で2度もTC24を購入する・・・。常人ではありません。
私のTC24が完成してTC24のステアリングを約25年ぶりに握って、昇天してしまい、ソレからが長瀬発動機に通い始めて
『譲ってください』
攻撃を開始したという変態(失礼)ぶりです。
画像がヘンカタ氏と伝説の11番TC24です。
あえて今回は当時下ろしたままのノン・オーバーホール状態での搭載です。
あれから17年振りの復活です。
いよいよ長瀬氏も根負けしての惜渡でした。
で、ヘンカタ氏ご自身のハコスカに長瀬発動機での芸術的な搭載です。
さすがTC24テクニカルショップの長瀬発動機だけあってすばらしい積み込みをされています。
この詳細はまた更新して皆様にお見せできると思います。
☆実はこのハコスカに先駆けて都会の方でTC24がもう1台復活しております。このTC24は理想形のフューエルインジェクションで回しております。パワー、レスポンスも桁違いの状態です。出来ればオーナー様に許可を頂き画像を掲載したいです。
いつかはこの3台を並べてみたいです。
ワクワクするのは私だけでしょうか・・・? |