大謎のエンジン入手です。このエンジンを見てピン!って来た方は危険なマニアです。 入手までには非常に非常に苦労しました。 入手してからも様々ないわくがついてまわり難儀しています。しかしモメルなぁ・・・。 内蔵ピストンからして初期型のTCのようです。 スカイラインクーペがコレに化けてしもうたわ。
早速開封して中を見ると思っていたほど痛んでなかったので良かったです。なんとかなりそうです。 ただし欠品部品が多々ありました。 あまりものいわくがついてまわり呪われそうです。
使用時間、過酷使用だったかは不明ですが、バルブは結構沈んでいるので、シートリングは新たに作ります。ついでにバルブガイドも作ります。
さて製作記です。 まずはすべての部品を徹底洗浄、サンドブラストをあてました。かなりキレイになりました。 で、使用時間は不明なのですが、バルブシートリングがヘタリ、バルブが沈んでいた状態だったため、バルブガイド、シートリングをヘッドから抜きとり、穴径を測定中です。 例により穴径はバラバラなので、その穴に合った外径のリング、ガイドを製作します。
ガイド内径を決めます。テストピースを製作し内径を測定中
まず外径を何種類も製作します。100分の6ぐらいヘッド穴にばらつきがあります。
リン青銅を材料に選びました。耐摩耗性に強いので、レーシングエンジンには良く使用されています。 ただこの素材は加工性が悪いので、寸法を出すのがチト難しいです。ネバイです。っと言っても糸を引くとかではありませんが・・・。 外径寸法別に製作中です。
外径が決まれば内径の製作です。 リーマ仕上げの下穴をあけています。ネバイのでなかなか開きません。
なんとか完成です。製作寸法をレーザーマーカーで刻印してます。叩き込むジグも製作。