L型エンジンについて
オジサンなら知っているL型エンジン。デビューは1968年。以来6気筒と4気筒の2本立てで、下は1.3リッターから上は2.8リッターまで、約20年もの長きにわたり日産主力モデルに使われ続けたL型ユニット。それは他に類を見ない長寿ユニットであるとともに計り知れないポテンシャルを秘めた格好のチュウニングベースでもあった。70年代のソレタコデュアルに始まり、80年代のキャブターボ。そして電脳化が進んだ90年代はモーテックやハルテックといった総合的なエンジン制御システムの投入で大きな進化を遂げたL型チューンの世界。だがソレは補記類の進化に頼るところが大きかったのもまた事実だ。ところが70年代そんな一般的な手法ではなく、ヘッドを4バルブDOHC化するという荒技でL型チュウニングの新しい道を切り開いたメーカーがあった。モータースポーツ用に開発され、ごくごく少数だけが世に送り出されただけで封印されたそのL型ユニットを復活させてみよう!! |