Mission4: トランスミッション編

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ミッション1

さて、皆さんお待ちかね??のミッションです。
とりあえず乙に付いていたミッションとS14型シルビアのミッションを並べてみました。
S14シルビアのミッションがL型に流用出来ないか思案中です。
とりあえず、シフトレバーの位置が全く違います・・・。
後ろのマウント位置も違います・・・。


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ミッション2

うまいことこのミッションがドッキング出来ないか思案中です。理由は2速、3速がダブルシンクロになっているのと、社外品のクロスミッションが組めるので。
写真左のカラーは製作しました。L型をやっている方々が見れば「何をいまさら・・・。」って思うでしょうが、僕は初めてのL6エンジンなので・・・。無知ですんません。
とりあえず、この部分をバラして研究中です。


ミッション3

コレはL型のシッポにS14のセンタープレート付きのミッションをそのまま装着しております。なんか後ろは少加工で装着できそうです。
ただ、この後ベルハウジングを取り付け中に発覚したのですが、カウンターシャフトのベアリング外径がS14は強化になってて大きいコトが判明しました。


ミッション4

しかし、なんとか付きそうなので、S14ミッションをバラバラにして、OHついでにOS技研製5速フルクロスを組み込みます。 写真はカウンターシャフトの写真です。OS製はバック、5速が付く部分が極太くなってます。  もちろんカウンター側の5速とバックは中央のスプラインが大きくなった専用品を使用します。


ミッション5

で、コレはバックシンクロです。S14ミッションはバックにもシンクロが付いています。Lはもちろんありません・・・。ここで問題発覚!!Lのミッションは停止状態で5⇔バックがそのまま入りますが、走行中は5→バックはバックギアが蹴られて入ることが難しいのです。  S14はバックにシンクロが付いているため、走行中でも5→バックが入ってしまいます。でもS14のケースシッポに5→バックは入らないようにリンケージに工夫がしてありました。5→バックは一旦ニュートラル位置にレバーを持っていかないとバックに入らないようになってました。が、Lはそんな高尚な仕掛けがありませんので、シンクロが生きていれば走行中にも入ってしまい、すべて終了になる可能性があるので、苦肉の策で、バックのシンクロが効かないように加工します。


ミッション6

で、バックシンクロ効果をほとんど無くし、組み込み中。


ミッション7

LとS14を並べてみました。メーターギアの位置がS14は約50ミリ後ろなので、S14のメインシャフトに工夫して、Lの位置にギアを取り付けました。
後はメインシャフトがS14は長いので、後ろをブチ切ってます。
しかし約30年以上ほぼ同じミッションを作り続けた日産ってスゴイですね。ある意味何か意地があったのか・・・?


ミッション8

メーターギア取り付け部です。


ミッション9

コレはLのバック部分です。写真のようにギアがかみ込んでバックにはいります。


ミッション10

こちらはS14です。この部分はカナリ設変されています。


ミッション11

これでほぼ組めました。


ミッション12

例のカウンターシャフトフロントベアリングです。ベルハウジングを加工すればいいのですが、僕には荷が重過ぎるので、ベアリングをLのモノに交換しました。


ミッション13

1⇔2速用のシャフト外径がS14用は太いので、S14用のベルハウジングに刺さる部分のみ細く加工しました。


ミッション14

ヤッター!完成です!これで2速、3速はダブルシンクロなのでギアの入りが良くなり、且つクロスも組め良くなりました!でもフタをしてしまったらL6のミッションのままですが・・・。まさかS14ミッションが入ってるとは思われませんでしょう?
後から判明したのですが、シッポまでLのシッポを取り付けてるのは見たことがないです。
今まで見たシルビア流用L6ミッションはベルハウジングはL6に交換してても、シッポはシルビアのままなので、シフトレバーが正規の位置に来なくてフロアーをぶち切ったり、センターコンソールが付いてないクルマが多いことが判明しました。
あっでも今回はベルハウジングはFJ20用です。TC24はL6とは反対の向きにエンジンが傾くため、そのつじつま合わせにFJのベルハウジングを使用しています。