まずエンジンを下ろす前に鉄でダミーのインマニを製作して各部が逃げるように大体の位置決めをします。
今回のプロジェクト中最大のヤマ場、インマニ製作です。 まずポートにあわせて穴を拡大します。ここはパイプを溶接したら、後からの加工はかなり難しくなるので・・・。
ペンでけがいて糸鋸でカットします。
とりあえず1個完成です。
ここは一番先頭部分なのですが、なんとサーモスタットの部分がここに付くので先頭のキャブのリンケージが取り付け出来ません。何かいい方法を考えないと・・・。
3個出来ました。なんか先の作業を考えていたらワクワクしてきます。 こーしたかったんですよ。E30のシルキー6をキャブで回してみたかったのですよ! 少しずつ夢の実現に近づいています。
真ん中のインマニはブロックにオイルを戻すための通路がありますので、この部分にパイプを溶接します。
インマニからはバルブが見えます。 夜、エンジンをぶち回した後、アイドリングからスロットルを全開にすると真っ赤なバルブが止まって見えます。
すべて汎用機で加工しております。 いかに効率のいいジグを製作するかが作品の仕上がり具合に響いてきます。
いよいよ大体完成です。シャフトの支持はすべてボールベアリング支持です。 これでリンケージガタによる、キャブの同調ズレはなくなるのですが、加工精度を上げないとシャフトが通らないので非常に非常に苦労しました。 でもウルトラスムーズに動きます。これからクロームメッキを業者に出します。
リンケージはエンジン搭載したら一番に見える部分なので性能、精度もかなり追求しましたが、ある意味芸術的にも耐えうるように製作したつもりですが、どうでしょう?