bmw330
Mission3: ブロック編

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デスビ

日産L6用のデスビをバラバラにして、進角のおもり、スプリングの荷重、その他フル加工して、ベーエムのブロックに取り付けれるように作業しております


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デスビ

ここは純正では、メクラ蓋が付けてあるのですが、ここはオイルポンプを駆動するシャフトが蓋の奥にあります。
なんとこのシャフトがエエあんばいでクランクシャフトの1/2で回転しているではあ〜りませんか! ここの位置にデスビを装着すればバッチシです。


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ブロック塗装

上面面研、シリンダーボーリングも無事に終了しました。
ボアーを極限まで拡げたため、スが出ないかヒヤヒヤもんでしたが、無事終了です。
おそらくオーバーサイズは入れることが出来ません。
このエンジンはボア・ピッチが91ミリです。ちなみに日産L型、RB系は98ミリなので、Φ89ミリ程度のピストンが入りますが、このエンジンはΦ86ミリが限界です。


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メタル

メタルももちろん新品に交換です。
ただ、日本になくて一ヶ月ぐらい来るのにかかりました。
もう日本でこういった修理はしないのかしら?


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ピストン・コンロッド

コンロッドはETA用です。
重量合わせをしようかと測定したところ、なんと1g以内で合っていました。
たまたまなのか不明なのですが、純正で合わしてるのならすばらしいです。
M3でもない普通のエンジンなのにさすがはベーエムってかんじです。


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ピストン・コンロッド

ピストンは国産用をベースにフル加工しました。トップを落とし、バルブリセス加工。
純正はトップが凹んでいるのですが、圧縮比UPのため、このピストンはフラットトップにしてブロックとツライチにしました。圧縮比は11.2ねらいになるように燃焼室容積調整をしてます。

 一番苦労したのが、ピストンピンのサークリップの溝を掘る加工です。コレは汎用旋盤で刻んだのですが、ジグにピストンを固定し、祈るような気持ちでピストンに刃物をあてました。

出来てしまえばこんなもんですが、加工ジグは何種類も製作しました。


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エンジン組み立て中

ピストンをシリンダーの中に突っ込みました。
まだクランクとは合体してません。


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エンジン組み立て中

ここまできたら、オイルパンを付けて完成です!


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フライホイル加工

OS技研のクラッチが使えるように加工中です。